ラボレポ Vol.1 就職活動に挑む女子大生の足元の研究
2015.8.5
靴選びで困っている女性の憂いを晴らして、イキイキとすごしていただくために、より履きやすく、おしゃれで、疲れにくい靴の研究・開発を重ねているのが、このジュリアシューズ・ラボ(通称:ジュリラボ)。
第一回目のテーマは「就職活動に挑む女子大生の足元の研究」です。

まず、ジュリラボスタッフと、一緒に靴を研究していく女子大生達との顔合わせ。所長の自己紹介からはじまり、女子大生も一人一人自己紹介。自己紹介と一緒にパンプスを買った理由を話してもらいました。
「大学の入学式で必要だったから」「インターンシップで必要だったから」「部活で必要だったから」「セミナーや会社説明会で必要だったから」「アルバイトで必要だったから」
みんな必要に迫られて買った、という意見でした。なかなか、自分から進んでパンプスを買うことがないという現状が浮かび上がります。
そんな必要に迫られて買ったパンプス。実際に履いてみて不満点はありましたかという問いかけに、たくさんの意見が出ました。全部は書き切れないので一部を紹介すると、

「実際に(履いて)歩いてみると、足が痛い」
「靴のフチがやわらかくなりすぎる(専門用語でフチが笑う)」
「足が前に行く」
「機能性とデザインを両立させた靴がない」
「サイズの選び方がわからない」
「素材の違いが分かりにくい」
まだまだありますが、ざっと挙げただけでもこれだけ不満点が出てきました。面白かったのがサイズの選び方がわからない、というところ。
購入する際はサイズが合っているものを選んで買っているはずなのに、どうしてこういう意見が出るのでしょう。その答えは所長が教えてくれました。

「足の大きさと横幅(ワイズ)は別物です。靴のサイズを選ぶ時、みんなどちらかを基準にして選んでいるのでは。だから大きさが合ってても足が痛くなったり、足が前に行ったりするんです。」
なるほど、確かに靴を選ぶ時はどちらかを基準にして選んでいます。
では、どちらも満たせる靴を選ぶにはどうすればよいのでしょう?

「どちらもピッタリの靴を買おうと思ったら、オーダーしてしまうのが一番いい方法です。どの靴のメーカーも基準とするサイズがあって、それはそれぞれ合う人合わない人が当然出てきます。だから自分のサイズに合うメーカーに巡り会えた人はラッキーなんです。」
市販の靴で自分に合う靴を見つけるのはなかなか難しいようです。
自分に合うか合わないか、という部分を埋めるためにはどうすればよいのでしょうか。
次回は、自分の足に合う、合わない、というギャップを埋めるためにはどうすればよいか?
もう少し掘り下げて研究していこうと思います。