良質な原皮を仕入れ、なめし加工をほどこしてやわらかくした革を染めていきます。
※この工程は専門業者に依頼。
革の状態を確かめながら、1つずつ型で抜いてパーツを制作。合皮は重ねて裁断します。
甲革や裏革を縫い合せ、革の縁を斜めにカットして接着剤をつけ、内側に折り曲げます。
裁断、すきおり(漉き・折り込み)されたそれぞれのパーツを縫い合わせます。
アッパー、ボール(中底)、中敷き、底、ヒールやかかとなどを機械で成型します。
パーツを組み合わせるための準備。つまさきに先芯、かかとに月型芯を挿入します。
中底を靴型にクギで仮どめし、アッパーを木型に密着するようにかぶせて接着します。
靴のサイド部分をひっぱり、革の伸びを考慮しながら中底を包み込むように整形します。
履き心地に大きな影響を与えるかかと部分を木型に沿って引っ張り、包み込みます。
シルエットがくずれないように蒸気の釜で蒸し、革にクセをつけます。
底付けを良くするため、底面を起毛していきます。
表面を紙やすりで磨いて整え、のりを塗って、しっかりと接着します。
のりで接着した底の部分を定着させるために、圧着機でプレスします。
しっかりと成型されていることを確認し、木型からていねいに抜き取ります。
履いた時にグラグラしないよう、機械で確実にヒールを取り付けます。
靴の内部に異物が入っていないか、傷や左右の状態の違いがないかをチェックします。
かかとや底、甲革を仕上げたものから釘を抜いて、スポンジを挿入。敷革を入れます。
ブラシの角度やかける時間、力加減を変えながら、すみずみまでブラシで拭き取ります。
アイロンで熱を加えて、細かい部分のクセを定着させたり、飾りを取り付けます。
さらにしっかりとクセを定着させるために、強い熱風をあてます。
綿素材のブラシ付きローターで磨きます。独特の風合いや濃淡、ツヤが出現します。
やわらかい布で磨き、最終チェック。ここまでで1足あたり40日以上かかります。
デザイン別、カラー別、サイズ別に箱詰めして、取扱説明書を挿入します。
卸問屋や販売店舗へ発送します。ネットでご注文のお客様には宅配便でお届けします。